おのぼりさん読書② 『働き方の損益分岐点』 ~なぜあなたの生活には余裕がないのか~

生活

こんにちは、おのぼりです!

連休明けの2日間、お仕事いかがだったでしょうか?

私は久々の仕事ながらも、特にトラブルなく平和な2日間でした。

明日からまた週末ですが、
今日は働き方について私が最も衝撃を受けた書籍を紹介したいと思います。

タイトルは「働き方の損益分岐点」

「働き方改革」が声高に叫ばれるようになって数年が経ちましたが、
ほとんどは「働かせ方改革」であり、本当の「働き方」について多くの人は気づいていません。


私もこの本を読むまでは、盲目的に会社に行き毎月の給料を浪費していました。

そんな私に気付きを与えてくれた1冊がコチラ。


この書籍では、今の資本主義社会を語る上で欠かせないこの2冊を元に書かれています。

資本論・金持ち父さん貧乏父さん


どちらも非常に有名な書籍ですが、「働き方の損益分岐点」では
この2冊から得た気づきとともに、我々がどう働けばよいかを解説しています。


本記事では、本の要約と私の働き方、そしてブログを書く理由を書いていきたいと思います。

給料が「ちょっと足りない」のは当たり前

早速ですが、本書の中で私が最も衝撃を受けた部分はこちら。

”みんながみんな「自分の生活には余裕がない」と感じているのは、給料が「必要経費分」だからです。
必要経費分しかもらえない、つまり「必要以上」はもらえないのです。”
(本書より引用)

お腹がすいたらご飯を食べる必要がありますし、
雨風をしのいで会社に通うための家も必要、
汚れた衣服はクリーニングに出したり買い替えたりしなければいけません。

企業が出す給料はこれらに対しての「必要経費」分だけで、
あなたがどれだけ成果を出したとか、会社がどれだけ利益をあげたとは無関係なのです。

「価値」と「使用価値」

資本論において非常に重要な部分であり、本書の中でも極めて重要なワードです。

価値=どれぐらい手間がかかったか
使用価値=有益かどうか、役に立つかどうか

そして商品の「価格」はその商品の「価値」を基準に決まります。

需給バランスによる価格の上下というのはあくまでオマケの部分で、
基準は価値、すなわちどれぐらい手間がかかったかという部分です。

働くこと=労働力という商品を売ること

そして資本論においては「労働力」も「商品」であると書かれています。

つまり我々が日々「働く」という行為は「労働力という商品を売ること」なのです。

コンビニ店員もバスの運転手も銀行員も商社マンも、
勤め人がやっているのは全て「労働力を企業に売る」という行為なのです。

逆に言うと企業が買っているのはあなたの「労働力」、言い換えれば
「あなたを1日働かせる権利」なのです。

給料=労働力の再生産の経費

そしてあなたが毎月貰う給料とは「労働力の再生産コスト」です。


労働者が疲れた体を癒す家、お腹を満たす食事、身綺麗にする衣服、
さらに気晴らしに必要な飲み代や趣味代などの合計が給料の正体です。

発展途上国の人件費が安いのはそこの物価が安い=労働力の再生産コストが安いからであり、
医者や弁護士のような資格持ちの給料が高いのも労働力の生産コストが高いからなのです。

コロナ禍で一般的になった「エッセンシャルワーカー」という言葉がありますが、
エッセンシャルではない職種でも高給な職種は多いですよね。

何もしていない窓際サラリーマンの給料が高いのも同じ理由です。
彼らは自分以外にも家族を養い子育てをする必要があり、労働力の再生産コストが高いのです。


今っぽく言い換えれば、
企業はあなたの労働力をKindle UnlimitedやNetflixのようにサブスク利用しており、
あなたの月額利用料が給料の正体なのです。


長々と書きましたが、本章の冒頭を繰り返すと、

労働者の給料は「必要経費分だけ」なので、
ワーキングプアから高給取りまで、労働者である限り給料は必要以上はもらえない構造なのです

ラットレースから抜け出すために

では、この無間地獄から抜け出すにはどうすればよいのでしょうか?

これについて本書では「自己内利益」という言葉を用いて解説しています。

自己内利益とは

筆者は、給料から得られる満足感を売上、
労働に注ぐ肉体的・時間的労力や精神的苦痛等を経費に見立てて、
「自己内利益」というものをこの式で表現しています。

自己内利益 = 売上 ー 経費

そして多くの人は年収を増やすために残業したり出世を目指ししますが、
これでは資本主義の思う壺で、自己内利益は増えません。

企業活動でも、広告を打ったり営業人員を増やせば売上高は増えますが、
その反面、広告費や人件費も増えるので利益は大きくは伸びません。

自己内利益も同様で、
上を目指すには費用がかかり、その回収にはさらに上に行かなければならず、
自己内利益は一向に増えません。

筆者はこのことを「損益分岐点が逃げる」と表現しています。

ヘドニック・トレッドミル現象とプロスペクト理論

筆者は自己内利益に関して心理学、行動経済学の側面からも見ています。

1つ目はヘドニック・トレッドミル現象で、
これは「人間はどんな環境にも慣れる」というものです

昇進して年収500万円になっても、転職して1000万円になっても、
人はその状況に慣れてしまうのです。

2つ目はプロスペクト理論で、
これは「人間は得ることよりも失うことに対して強く感情が動く」というものです。

つまり、労働者としてのし上がっていっても、
いずれその状況には慣れてしまい、ひとたび失うと強烈な喪失感を感じてしまうのです。

自己内利益はどうやったら増える?

ここまでのポイントは以下です。

  • 働くとは「労働力」という価値を売ること
  • 給料は労働力の再生産という「必要経費」であり、必要以上はもらえない
  • 自己内利益 = 売上(給料から得られる満足感) ー 経費(生活の維持費)
  • どれだけ上に行ってもいずれ慣れて、落ちると元の状態よりも喪失感を覚える

これだけでも十分に学びがありますが、本書では自己内利益の増やし方にも言及しています。

自己内利益の式から導かれる利益の増やし方は2つ。

  1. 売上 (満足感)はそのまま、経費を減らす
  2. 経費はそのまま、売上 (満足感)を増やす

このために筆者はいくつかのポイントを解説しており、一部抜粋すると以下の通りです。

  1. 世間相場よりストレスを感じない仕事を選ぶ
  2. 土台を積み上げて労働力の「価値」を高める
  3. 労働力の消費から投資へ
  4. 長期的に資産が作れる仕事を選ぶ
  5. あえて変化のスピードが遅い業界を選ぶ

要すれば、
経費 (時間、労力、ストレス)を減らすために自分が楽しめる仕事を選ぶか、
売上を増やすために仕事で得られるスキルや経験を積み上げていくということです。

おのぼりの現在の働き方

さて、長々と要約を書いてきましたが、ここからは自分の働き方を振り返ります。

おのぼりも本書で書かれているような労働者であり、
給料は必要経費分しかもらっていません。

一方で、余裕がないかと言われると、それなりにあります。

その理由は以下2点。

  1. 仕事のストレスが少ない
  2. 給料の増加に対して生活レベルを上げていない

つまり「経費」の部分が小さいため自己内利益が大きくなっている構図です。
日系のホワイト企業に多い図式ではないでしょうか。

一方で、スキルや経験の積み上げというのは非常に難しいのは否めません。
なぜなら、会社都合での部署異動や転勤があるからです。

私は社会人になってから5年で4部署を経験するほど様々な部署を渡り歩いており、
なかなか土台の積み上げはうまくいきません。


こんなおのぼりの職場ですが、今のところトータルでは非常に満足度が高いです。

その理由は、以前の記事でも書きましたが、
仕事・人間関係・給料の3要素のバランスが非常に良いからです。

今の仕事は楽しくやりがいを感じ、人間関係も良好でストレスが少なく、
その割には評価されており給料ももらえているため、私にとっては「天職」と言えます。


それでもなお、私がこうしてブログを書くのは、
「私にとっての当たり前」が「誰かにとっての新発見」となると嬉しいですし、
それがもしかしたら新しい収益の柱や人間関係を生むかもしれないので書いています。

そうやって生まれたものが更なる「土台」となって
私という「商品」の「価値」が高まるよう頑張っていきたいと思っています。

まとめ

以上、長々と読んでいただきありがとうございます。

数年前に読んだ本ながら、今でも読み返すほど私の人生に影響を受けた書籍です。

今の働き方にモヤモヤしている方はぜひご一読ください。


Have a nice day!

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